2014年10月8日水曜日

10月8日

今日の献立は、「麦ご飯・牛乳・松風焼き・切干大根の含め煮・キャベツのゆかりあえ」でした。
松風焼きは大人気メニューのうちの一つです。松風焼きの「松風」は能の「松風」というお話に由来しています。平安時代に松風という娘が須磨の浦という場所である男性に恋に落ちました。ところがその男性は都に帰らなければならなくなりました。娘は浜辺で一本の松の木を男性だと言い聞かせ踊り続けました。この様子を「松風(待つ風)ばかりで浦さびし」と表現しました。
松風焼きは、表面はけしの実や青海苔で飾ってありますが、裏には何も付いていなく寂しいものです。ですから、裏(浦)がさびしい=「松風」と命名されました。ではどうしてお正月にそんなに寂しい料理を食べるのでしょうか?それは、「裏がない」=「隠し事がなく正直な様子」を表すからからです。今年一年、悪いことをせず、まっすぐに生きてゆきましょうという願いが込められています。

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